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2017.05.15スタッフブログ歴史の街浜北~宮口遺跡群~

先日、あるビッグニュースが発表されました!!

なんと・・・浜北区宮口の遺跡群から古銭がまとまって発見されたというのです。

これを受けて開催された
「宮口の遺跡群発掘調査報告会」
日時:5月13日(土)13時~16時
場所:市民ミュージアム浜北 (浜北文化センター2階)
主催:浜松市地域遺産センター
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お邪魔してきました。

今回の発掘調査は、国道362号バイパスの整備工事に先立ち平成27年度に行われたものです。
以前より宮口には古墳や窯跡等の遺跡が確認されており、これまでにも発掘調査が行われてきました。

今回のこの発掘調査は、主に窯跡や古墳についての調査や場所の特定を目的として行われたもので、
古銭の発見は予想外の出来事だそうです。

今回古銭が発見されたのは 譲栄Ⅲ遺跡 
その枚数は・・・なんと! 1120枚 だそうです!


埋められた当時は藁縄で束ねられ、緡銭(さしせん)と呼ばれる状態だったようです。

判別できるものだけで、前漢に鋳造されたモノから南宋のものまで41種類の銅銭が出てきました。
※今回出土した銅銭は「渡来銭」という中国から輸入され、日本国内で流通したものです。


遺跡から出土する古銭は、
・埋納銭:地鎮祭などの宗教的もしくは呪術的行為により土に埋められるもの
・備蓄銭:貯蓄など、後に財産として利用することを目的として埋められるもの
の2種類に分けられます。(おおまかにですが・・・。)

今回のこの銅銭がどちらに該当するのかは、はっきりと判別することはできませんが・・・
埋納銭説が濃厚だということでした。


13世紀から14世紀という、全国的にも早い時期に埋められたと考えられ、
その当時の宮口周辺は既に銭貨が手に入る状態だった・・・
つまり、中世の貨幣経済の流れに宮口はしっかりと乗っていたということが分かります。
と同時にこんなに多くの銭貨を手にすることができる有力者がこの地に存在したことがうかがえます。

その背景には、宮口が古くから陸路・水運共に交通の便に優れた土地であったことがあったりするのかも。

宮口は、遺跡あり、お寺・神社あり、古くからのお店もあり で、見どころいっぱい!
魅力が詰まった街なんですね♪
昔も今も素敵な街です!

歴史好きな方々!!是非浜北へお越しください。
宮口は歴史が豊かな街ですよ~♪

今回の発掘調査により出土した遺物は
市民ミュージアム浜北 歴史資料館 (浜北文化センター2階)
で展示されています!



気になる方は今がチャンス!行ってみてください!
浜北の歴史がたっぷり紹介されています!
楽しいですよ~!

歴史勉強中 スタッフM.K でした~。

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