2019.02.11スタッフブログ「さきおり」作家さんへ突撃インタビュー!
皆様、こんにちは森林公園森の家です。
こちらの上空は厚い雲に覆われ、どんよりとしたお天気です。
さて、本日はただいま森の家ロビーで開催中の「さきおり展」について、レポートします
簡単なご説明から・・・
「さきおり」とは、使い古した布を細く裂いて織りこみ、衣服や生活用品へと再生する織物のことだそうで、
卓上織り機でも制作でき、手軽に取り組むことができるものなんだそうです。
そんな「さきおり」で多くの作品を手がけ、今森の家のロビーを華やかに彩って下さっている
作家の山田さんへお話を伺うことが出来ました!
山田さんは8年前から、さきおりを始められ、始めからすべて独学で行ったそうです
最初は卓上織り機で、真っ直ぐなマフラーや暖簾といったものを作り
少しずつ難易度を上げ、1番最初に絵で織ったのがこの作品です!!(写真左)
始めて2年でこのような素晴らしい作品ができるとは驚きです
この頃からご友人の薦めもあって、公募に応募するようになったそうです。
4年目からは、より本格的に卓上型ではない機織り機にも挑戦され、
見る人を楽しませるバラエティに富んだ作品が数多くあります↓↓↓
桃太郎などキャラクターをモチーフにした物語を連想できる作品もあり、
クスッと笑える世界観がとても魅力的です
しかし絵を入れるということは、一列織るにも20色近く色を変えないといけないらしく、とても根気のいる作業なんです。
また、糸の種類を変えることでキャラクターの毛や、雲を表現されたり
ラメの入った材質を用いたりと、多くの工夫が隠されています
森の家のロビーでは、山田さんのご主人が、流木を使って作った「一閑張り」の展示も合わせてしております。
皆様、この機会に是非日本の伝統工芸の温かさに触れてみてはいかがでしょうか(2月末までの展示となります)?